“稿本”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうほん40.0%
こうほん40.0%
マニュスクリプト10.0%
マヌスクリイ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此書このしよ全部ぜんぶ六巻、牧之老人ぼくしらうじんねふりかる漫筆まんひつあづさまたざるの稿本かうほんなり。ゆゑ走墨乱写そうぼくらんしやし、また艸画さうぐわなり。老人らうじんしめして校訂かうていふ。
くも書かれたり、ゆるゆる熟読じゅくどくしたきにつき暫時ざんじ拝借はいしゃくうとありければ、その稿本こうほんを翁のもととどめて帰られしという。
瘠我慢の説:01 序 (新字新仮名) / 石河幹明(著)
「ホホウ、『ニーベルンゲン譚詩リード』——世界古典叢書ワールズ・フェマス・クラシックスだな。これはラスベルグ稿本マニュスクリプトの逐字訳で、英訳の中では一番価値の高いものなんだが」
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)