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稿本
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こうほん
ふりがな文庫
“
稿本
(
こうほん
)” の例文
善
(
よ
)
くも書かれたり、ゆるゆる
熟読
(
じゅくどく
)
したきにつき
暫時
(
ざんじ
)
拝借
(
はいしゃく
)
を
請
(
こ
)
うとありければ、その
稿本
(
こうほん
)
を翁の
許
(
もと
)
に
留
(
とど
)
めて帰られしという。
瘠我慢の説:01 序
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
文久二年
壬戌
(
じんじゅう
)
の春鷲津毅堂は二十歳のころに筆録した『親灯余影』四巻の
稿本
(
こうほん
)
を、羽倉簡堂に示してその校閲を請うた。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
出して見ようと思いまして——
稿本
(
こうほん
)
を幸い持って参りましたから御批評を願いましょう
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
北向きの小窓のしたに机をすえて「松の花」という
稿本
(
こうほん
)
に朱を入れていた佐野
藤右衛門
(
とうえもん
)
は、つかれをおぼえたとみえてふと朱筆をおき、めがねをはずして、両方の指でしずかに眼をさすりながら
日本婦道記:松の花
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
稿
常用漢字
中学
部首:⽲
15画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
“稿本”で始まる語句
稿本抔