“激動”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ショック75.0%
げきどう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信一郎は、愛妻に逢う前に、うかして、乱れている自分の心持を、整えようとした。なるべく、穏やかな平静な顔になって、自分の激動ショックを妻に伝染うつすまいとした。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
僕は、河野君にそれとなく話して見ようと思ったのだが、何しろ人事不省に近いことだし、そんな話をして、激動ショックを与えては悪いと思ったから、黙って帰って来たのだ。
神の如く弱し (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ああ十一時。あの時刻だ。私はドーンと胸をかれたような激動げきどうを感じた。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
理由わけわからぬ囈語うはごとをいつて、意識いしきまつた不明ふめいつた。つひには異常いじやうちからくははつたかとおもふやうにおしなあし蒲團ふとんけつ身體からだ激動げきどうした。枕元まくらもと人々ひと/″\各自てんでくるしむおしなあしおさへた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)