“穢悪”のいろいろな読み方と例文
旧字:穢惡
読み方割合
あいあく50.0%
きたな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
骨組の如何にもたくましい身体、眼は血走って眉毛は飽く迄も濃く、穢悪あいあくな大きな低い鼻と云い、太く横に走った唇と云い、人間の獰猛な獣性が、身体全体に溢れて居るような男でありました。
ある抗議書 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
もとよりしか穢悪きたなき心もて作りて、人を欺く道なるけにや、後の人のうわべこそ尊み従ひがほにもてなすめれど、まことには一人も守りつとむる人なければ、国の助けとなることもなく
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)