“穢多”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えた70.0%
ゑた20.0%
えった10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
穢多に革細工これたとえば革細工かわざいくだから穢多えたにさせるとうと同じ事で、マア御同前ごどうぜん雪駄せった直しを見たような者だ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
もとより内証はよし、病室は第一等、看護婦の肩に懸つて長い廊下を往つたり来たりするうちには、自然おのづ豪奢がうしやが人の目にもついて、誰が嫉妬しつとうはさするともなく、『あれ穢多ゑただ』といふことになつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
一体下等社会の者に附合つきあうことが数寄すきで、出入りの百姓町人は無論むろん穢多えったでも乞食でも颯々さっさつと近づけて、軽蔑もしなければいやがりもせず言葉など至極しごく丁寧でした。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)