“潸々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さんさん60.0%
さめざめ33.3%
さめ/″\6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“潸々”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 日本4.2%
芸術・美術 > 演劇 > 演劇史 各国の演劇1.6%
社会科学 > 社会 > 家族問題・男性・女性問題・老人問題0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
兄孫権の手紙を読むうちに、もう紅涙こうるい潸々さんさん、手もわななかせ、顔も象牙彫ぞうげぼりのように血の色を失ってしまった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は、母の愚かな期待を思い出すごとに、彼女の無智を憫む潸々さんさんたる涙を抑えることは出来ません。
ある抗議書 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
お孝の彼を抉った手は、ここにただ天地一つ、白きくちなわのごとく美しく、葛木の腕にまつわって、潸々さめざめと泣く。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ドルの報酬を得てホテルに駈込かけこんだ時には、食卓にむかった誰れもかれも、嬉し泣に、潸々さめざめとしないものはなかったという。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
唯一度私が小さい桶を擔いで、新家の裏の井戸に水汲に行くと、恰度ちやうど其處の裏門の柱に藤野さんが倚懸よりかゝつてゐて、一人潸々さめ/″\と泣いてゐた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
其中には村端の堀立小屋の娘もあつて、潸々さめ/″\泣いてゐたが、私は、若しや先生は私にだけ證書を後で呉れるのではないかといふ樣な、理由もない事を心待ちに待つてゐた樣であつた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)