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潸
ふりがな文庫
“潸”の読み方と例文
読み方
割合
さん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さん
(逆引き)
高蔵人の膝から抱き起こすように、男を引き寄せて、頬と頬を、娘の涙は
潸
(
さん
)
々として、手負の唇を濡らします。
新奇談クラブ:03 第三夜 お化け若衆
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
玉涙、
潸
(
さん
)
として、頬をながれ、
嗚咽
(
おえつ
)
する朝臣の声とともに、しばしそこは雨しげき暮秋の池のようであった。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
市十郎は、首を垂れ、
潸
(
さん
)
として、涙の流るるにまかせたまま、両手をかたく膝についていた。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
潸(さん)の例文をもっと
(3作品)
見る
潸
漢検1級
部首:⽔
15画
“潸”を含む語句
潸然
潸々
潸然々々
“潸”のふりがなが多い著者
吉川英治
野村胡堂