“潸然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんぜん82.8%
さめざめ13.8%
はらはら3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松陰の刑せらるるや、その絶命のことば、伝えて象山に到る。象山潸然さんぜんとして泣いて曰く、「義卿は事業に急なり、今やかくの如し」と。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
一〇四さりがたき御方に別れ給ふにてやまさん。御心のうち一〇五はかりまゐらせて悲しと潸然さめざめとなく。正太郎いふ。一〇六さる事に侍り。
阿駒は潸然はらはらと涙を落し
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)