“さんぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サンゼン
語句割合
燦然75.7%
潸然14.7%
参禅2.9%
三千2.2%
粲然2.2%
參禪0.7%
澘然0.7%
産前0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
峰の斜面は陽光ひかりを受けて虹のように燦然さんぜんと輝き返り、その岨道そばみちを大鹿の群が脚並み軽く走ってはいるが
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
地上に、パッと、ダリアの花が、開いたように感じた。真黄まっきいろな、燦然さんぜんたる、毒々しいはなだった。そこへ、
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
が、死相を帯びながら、瀕死の床に横はつてゐる瑠璃子を見ると、老いた男爵の眼からは、涙が、潸然さんぜんとしてはふり落ちた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
市民の胸の感激にあふれて打ちふるえ、市長閣下に対する感謝の涙潸然さんぜんとしてくだるを見るは誠にいじらしき限りなり。
それでも足りないで、半兵衛は京都の大徳寺へ度々参禅さんぜんした。——そして、いくさと聞くや、いつも早馬で帰って来て、合戦に加わった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ウワーッ。僕は明日から、参禅さんぜん生活を始める決心をした!」
十年後のラジオ界 (新字新仮名) / 海野十三佐野昌一(著)
ほかるゐが無かつたのか雑誌もく売れました、毎号まいがう三千さんぜんづゝもるやうなわけ
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
……かゝるとき眷屬けんぞくたち三萬さんまん三千さんぜんのおさるさんもあそぶのらしい。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
古は先生の胸中にあつまつて藍玉らんぎよく温潤おんじゆんに、新は先生の筆下より発して蚌珠ぼうしゆ粲然さんぜんたり。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
最後に護身刀まもりがたなを引抜て真一文字に掻切かききりたる時に、一朶いちだの白気閃めき出で、空に舞ひ上りたる八珠「粲然さんぜんとして光明ひかりをはな」つに及びて
勇はここ一週間ばかり、毎晩、奧州松島の瑞巖寺ずゐがんじから來た某師の「碧巖録へきがんろく提唱ていしやうを聽きに行き、その度毎に參禪さんぜんをしてゐた。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
悲嘆の兩馬澘然さんぜんと、熱き涙をまぶたより
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
産前さんぜんとこに横になつてゐる。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)