“提唱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていしょう66.7%
ていしやう33.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晩食ばんめしの時宜道は宗助に、入室にゅうしつの時間の朝夕ちょうせき二回あることと、提唱ていしょうの時間が午前である事などを話した上、
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この頃ではこの議を随分ずいぶん自分から提唱ていしょうして、乱れぬ程度でこの女のみにいられた苛酷かこく起居ききょから解放されて居るには居ます。
女性の不平とよろこび (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
和州南都の人で、詩文に深く、草書を能くし、泰勝院細川幽斎公のために、宝永年間、虚堂録きょどうろく提唱ていしょうし、また、折中録は一世に行われた良著だともいわれている。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
アメリカでは、花ショウブ会ができているほどなのであるが、その本国のわがくにでは、たいした会もないのはまことにずかしい次第しだいであるから、大いに奮起ふんきして、世界に負けないようなハナショウブ学会を設立すべきである、と私は提唱ていしょうするに躊躇ちゅうちょしない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
提唱ていしょうと云うのが、学校でいう講義の意味である事さえ、ここへ来て始めて知った。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
提唱ていしやうふのが、學校がくかうでいふ講義かうぎ意味いみであることさへ、此所こゝはじめてつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
勇はここ一週間ばかり、毎晩、奧州松島の瑞巖寺ずゐがんじから來た某師の「碧巖録へきがんろく提唱ていしやうを聽きに行き、その度毎に參禪さんぜんをしてゐた。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
野中のなかさん提唱ていしやうです」とさそつてれると、宗助そうすけこゝろからうれしいがした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「あゝして提唱ていしやうのあるときに、よく參禪者さんぜんしや不心得ふこゝろえふうせられます」とつた。宗助そうすけなにこたへなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)