“提琴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヴァイオリン37.5%
ヴアイオリン25.0%
ていきん12.5%
たてごと12.5%
フィドル12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、僕がデシル法を譬喩にした本当の意味を云うと、それが、旗太郎と提琴ヴァイオリンとの関係にあったのだよ。君は気がつかなかったかね。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
十万円の現金をもつてゐるといふのに比べると、それだけの提琴ヴアイオリンを持つてゐるといふのは、何だか一寸奥ゆかしいところが無いでもない。
そこの窓から提琴ていきんの音がながれて来る。彼は急に馬を降り、従者の一部だけを連れて門内へ入って行った。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
舞台裏には、唐人殺しに使う、提琴たてごとや矢筒などが、ところ狭く散らばっていて、開場前の劇場は、空間がなんとなく物侘びしげであった。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
上衣は、太陽、月、星などの模様に、提琴フィドル横笛フリュート竪琴ハープ喇叭トランペット六弦琴ギター、そのほか、いろんな珍しい楽器の模様を交ぜています。