提琴ていきん)” の例文
そこの窓から提琴ていきんの音がながれて来る。彼は急に馬を降り、従者の一部だけを連れて門内へ入って行った。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
提琴ていきんの音がはたと止む。私語ささやきがしんと鎮まる。信長は教壇に立ってややしばしこの一堂をながめていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はい。私です。今ここで提琴ていきんを弾いておりましたのは」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)