“ていきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
庭訓86.7%
提琴6.7%
丁欽6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一と通り家の中も見せて貰ひましたが、余つ程學問が嫌ひだつたらしく、史書經書は言ふまでもなく、庭訓ていきん往來一册ないのはサバサバしてをります。
そこの窓から提琴ていきんの音がながれて来る。彼は急に馬を降り、従者の一部だけを連れて門内へ入って行った。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
提琴ていきんの音がはたと止む。私語ささやきがしんと鎮まる。信長は教壇に立ってややしばしこの一堂をながめていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
県のいんを勤める丁欽ていきんがそれを吟味すると、前後の事情から判断して、劉の訴えは本当であるらしい。しかも死人のからだにはなんのきずのあとも残っていないのである。