“参禅”の読み方と例文
旧字:參禪
読み方割合
さんぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも足りないで、半兵衛は京都の大徳寺へ度々参禅さんぜんした。——そして、いくさと聞くや、いつも早馬で帰って来て、合戦に加わった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けものにさえ屠所としょのあゆみと云うことわざがある。参禅さんぜん衲子のうしに限った現象とは認められぬ。応用は才人小野さんの上にもく。小野さんは常から世の中に気兼をし過ぎる。今日は一入ひとしお変である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「ウワーッ。僕は明日から、参禅さんぜん生活を始める決心をした!」
十年後のラジオ界 (新字新仮名) / 海野十三佐野昌一(著)