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焙
ふりがな文庫
“焙”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あぶ
71.6%
ほう
7.3%
あた
6.4%
い
5.5%
や
4.6%
ほて
1.8%
あ
0.9%
おこ
0.9%
た
0.9%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あぶ
(逆引き)
あの太陽が、一旦、ギラギラと光り出して、地獄と名づくる精神病者の一大解放治療場の全面を
焙
(
あぶ
)
りまわし初めたらナカナカ止めない。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
焙(あぶ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ほう
(逆引き)
気が置けなくて、僕などには行きやすい。僕は行くといつも芋を百匁がとこ食べて、
焙
(
ほう
)
じ
茶
(
ちゃ
)
の熱いやつを大きな湯呑にお代りをする。
落穂拾い
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
焙(ほう)の例文をもっと
(8作品)
見る
あた
(逆引き)
お
京
(
きやう
)
は
家
(
うち
)
に
入
(
い
)
るより
洋燈
(
らんぷ
)
に
火
(
ひ
)
を
點
(
うつ
)
して、
火鉢
(
ひばち
)
を
掻
(
か
)
きおこし、
吉
(
きつ
)
ちやんやお
焙
(
あた
)
りよと
聲
(
こゑ
)
をかけるに
己
(
お
)
れは
厭
(
いや
)
だと
言
(
い
)
つて
柱際
(
はしらぎは
)
に
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
るを
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
焙(あた)の例文をもっと
(7作品)
見る
▼ すべて表示
い
(逆引き)
結婚式の夜、茶の間で
良人
(
おっと
)
は私が堅くなってやっと
焙
(
い
)
れてあげた番茶をおいしそうに一口飲んでから、茶碗を膝に置いて云いました。
扉の彼方へ
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
焙(い)の例文をもっと
(6作品)
見る
や
(逆引き)
筋や、そのほかのことについてはもう思い出せないのであるが、今も
焙
(
や
)
きついた記憶となって私の心にのこっている一場面がある。
夫婦が作家である場合
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
焙(や)の例文をもっと
(5作品)
見る
ほて
(逆引き)
「ああ動く。世の中が動く」と
傍
(
はた
)
の人に聞える様に云った。彼の頭は電車の速力を以て回転し出した。回転するに従って火の様に
焙
(
ほて
)
って来た。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
焙(ほて)の例文をもっと
(2作品)
見る
あ
(逆引き)
物
(
もの
)
焙
(
あ
)
ぶる
炉
(
ゐろり
)
のほとり
頸
(
うなじ
)
垂れ
愁
(
うれ
)
ひしづめば
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
焙(あ)の例文をもっと
(1作品)
見る
おこ
(逆引き)
片隅
(
かたすみ
)
の
焜炉
(
こんろ
)
で火を
焙
(
おこ
)
して、お
椀
(
わん
)
の
汁
(
しる
)
を適度に温め、すぐ
箸
(
はし
)
が
執
(
と
)
れるよう膳を
並
(
なら
)
べて帰って行く。
渾沌未分
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
焙(おこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
た
(逆引き)
母親が息子に担がれて帰るときは母親が酔いすぎて大概泣いている。
焙
(
た
)
き出したばかりの
暖炉
(
オーフェン
)
の前で加奈子が土の底冷えをしみじみ床を通して感じた
独逸
(
ドイツ
)
の思い出である。
豆腐買い
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
焙(た)の例文をもっと
(1作品)
見る
焙
漢検1級
部首:⽕
12画
“焙”を含む語句
焙烙
火焙
手焙
焙炉
焙肉
焙爐
塩焙
焙火箸
焙烙地蔵
焙烙蒸
焙玉子
焙籠鉄灸
焙菓子
雲焙
“焙”のふりがなが多い著者
樋口一葉
石川啄木
谷譲次
林不忘
吉川英治
佐左木俊郎
岡本かの子
作者不詳
牧逸馬
北原白秋