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焙炉
ふりがな文庫
“焙炉”のいろいろな読み方と例文
旧字:
焙爐
読み方
割合
ほいろ
75.0%
ほうろ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほいろ
(逆引き)
「なんや?」と思うとそれは母が
焙炉
(
ほいろ
)
の茶をかえしている音でした。茶商売では、茶を飲み分けることができないとあきまへん。
わが母を語る
(新字新仮名)
/
上村松園
(著)
「僕には夫程信用される資格がなささうだ」と
苦
(
く
)
笑しながら答へたが、
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
は
焙炉
(
ほいろ
)
の如く
火照
(
ほて
)
つてゐた。然し三千代は気にも
掛
(
か
)
からなかつたと見えて、
何故
(
なぜ
)
とも
聞
(
き
)
き返さなかつた。たゞ簡単に
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
焙炉(ほいろ)の例文をもっと
(3作品)
見る
ほうろ
(逆引き)
「
黄檗
(
おうばく
)
を出れば日本の茶摘みかな」茶摘みの
盛季
(
さかり
)
はとく過ぎたれど、風は時々
焙炉
(
ほうろ
)
の香を送りて、ここそこに二番茶を摘む女の影も見ゆなり。茶の
間々
(
あいあい
)
は麦黄いろく
熟
(
う
)
れて、さくさくと
鎌
(
かま
)
の音聞こゆ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
焙炉(ほうろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“焙炉”の解説
焙炉(ほいろ)とは、対象物を下から弱く加熱して乾燥させつつ人が対象物に手作業を加えられるように工夫された一種の作業台である。碾茶や手揉み茶の製造、養蚕における繭の乾燥などに用いられる。
(出典:Wikipedia)
焙
漢検1級
部首:⽕
12画
炉
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
“焙”で始まる語句
焙
焙烙
焙肉
焙爐
焙烙蒸
焙火箸
焙玉子
焙菓子
焙烙地蔵
焙籠鉄灸
“焙炉”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
夏目漱石
上村松園