“焙烙蒸”の読み方と例文
読み方割合
ほうろくむし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人は額から油汗をじりじりかした。その上に自分は実際昨夕ゆうべ食ったたい焙烙蒸ほうろくむしに少しあてられていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
昨夕ゆうべ食ったたい焙烙蒸ほうろくむしにあてられたらしい」と云って、自分は不味まずそうな顔をして席を立った。手摺てすりの所へ来て、隣に見える東洋第一エレヴェーターと云う看板を眺めていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)