“焙肉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あぶりにく66.7%
ロースト・ビーフ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猪の焙肉あぶりにくや、薄焼や、干飯ほしいやかち栗、乾した杏子あんずなど、それぞれの包みを中に入れて巻き、それを背負えるようにしっかりとくくった。
わざわざ不時の客にそなえて幾週間もしまってあった渦巻型の肉饅頭を添えた玉菜汁シチイだとか、豌豆えんどうをあしらった脳味噌だとか、キャベツを添えた腸詰だとか、去勢鶏ブリャルカ焙肉あぶりにくだとか、胡瓜きゅうり塩漬しおづけだとか
人は英国のこういう公園の中にあって英国の焙肉ロースト・ビーフを思い出さずにはいられないだろう。
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)