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焙炉
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ほいろ
ふりがな文庫
“
焙炉
(
ほいろ
)” の例文
旧字:
焙爐
「なんや?」と思うとそれは母が
焙炉
(
ほいろ
)
の茶をかえしている音でした。茶商売では、茶を飲み分けることができないとあきまへん。
わが母を語る
(新字新仮名)
/
上村松園
(著)
「僕には夫程信用される資格がなささうだ」と
苦
(
く
)
笑しながら答へたが、
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
は
焙炉
(
ほいろ
)
の如く
火照
(
ほて
)
つてゐた。然し三千代は気にも
掛
(
か
)
からなかつたと見えて、
何故
(
なぜ
)
とも
聞
(
き
)
き返さなかつた。たゞ簡単に
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「僕にはそれ程信用される資格がなさそうだ」と苦笑しながら答えたが、頭の中は
焙炉
(
ほいろ
)
の如く
火照
(
ほて
)
っていた。然し三千代は気にも掛からなかったと見えて、
何故
(
なぜ
)
とも聞き返さなかった。ただ簡単に
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“焙炉”の解説
焙炉(ほいろ)とは、対象物を下から弱く加熱して乾燥させつつ人が対象物に手作業を加えられるように工夫された一種の作業台である。碾茶や手揉み茶の製造、養蚕における繭の乾燥などに用いられる。
(出典:Wikipedia)
焙
漢検1級
部首:⽕
12画
炉
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
“焙”で始まる語句
焙
焙烙
焙肉
焙爐
焙烙蒸
焙火箸
焙玉子
焙菓子
焙烙地蔵
焙籠鉄灸