“焜炉”のいろいろな読み方と例文
旧字:焜爐
読み方割合
こんろ97.4%
しちりん2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こは如何いかに……眼をまわしているのは無茶先生で、そこいらには鍋だの焜炉こんろだの豚の骨だの肉だのが一面に散らばっております。
豚吉とヒョロ子 (新字新仮名) / 夢野久作三鳥山人(著)
サナはサマと同じに元は窓または目のあるもの、たとえば焜炉こんろの中じきりの網様の底を、近江の北部ではサナと呼んでいる。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
細君は焜炉しちりんあおいだり、庖丁ほうちょうの音をさせたり、いそがしげに台所をゴトツカせている。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)