“ほて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
火照55.1%
38.4%
火熱3.5%
1.0%
最手0.5%
焔照0.5%
0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五条橋の袂を、西東から行き交う人々の顔が、みんな汗にうじゃじゃけて、赤く火照って、飴細工の如く溶けてれ出しそうに見えた。
恐怖 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「事によると、エリスさんの家にいるかも知れない」街の角に差かかった時、坂口は独言を云ったが、急に顔がって来るのを感じた。
P丘の殺人事件 (新字新仮名) / 松本泰(著)
そろそろ酔の廻った叔父は、火熱った顔へ水分を供給する義務を感じた人のように、また洋盃を取り上げて麦酒をぐいと飲んだ。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「あゝく。世の中が動く」との人に聞える様に云つた。は電車の速力を以て回転しした。回転するに従つての様につてた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その一例は九州の日田附近にいた大蔵氏、系図を見ると代々鬼太夫などと名乗り、しばしばの相撲の最手に召されました。この家は帰化人の末と申しています。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
源吉の右手はカマの焔照りで熱っぽいブレーキを、忙しく廻し始めた。
鉄路 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
笹村は奥まった二階の座敷で、燭台の灯影のゆらぐ下で、二、三杯の酒に酔いの出た顔をらせながら、たまには上方語のまじる女たちの話に耳を傾けた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
またそれから波打つような顫動が伝わってくるのも感ぜずに、ひたすら耳が鳴り顔が火のようにって、彼の眼前にある驚くべきもの以外の世界が
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)