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ほて
ふりがな文庫
“ほて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
火照
54.2%
熱
39.3%
火熱
3.5%
焙
1.0%
最手
0.5%
焔照
0.5%
焦
0.5%
熾
0.5%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火照
(逆引き)
五条橋の袂を、西東から行き交う人々の顔が、みんな汗にうじゃじゃけて、赤く
火照
(
ほて
)
って、飴細工の如く溶けて
壊
(
くず
)
れ出しそうに見えた。
恐怖
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ほて(火照)の例文をもっと
(50作品+)
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熱
(逆引き)
「事によると、エリスさんの家にいるかも知れない」街の角に差かかった時、坂口は独言を云ったが、急に顔が
熱
(
ほて
)
って来るのを感じた。
P丘の殺人事件
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
ほて(熱)の例文をもっと
(50作品+)
見る
火熱
(逆引き)
そろそろ酔の廻った叔父は、
火熱
(
ほて
)
った顔へ水分を供給する義務を感じた人のように、また
洋盃
(
コップ
)
を取り上げて
麦酒
(
ビール
)
をぐいと飲んだ。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ほて(火熱)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
焙
(逆引き)
「あゝ
動
(
うご
)
く。世の中が動く」と
傍
(
はた
)
の人に聞える様に云つた。
彼
(
かれ
)
の
頭
(
あたま
)
は電車の速力を以て回転し
出
(
だ
)
した。回転するに従つて
火
(
ひ
)
の様に
焙
(
ほて
)
つて
来
(
き
)
た。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ほて(焙)の例文をもっと
(2作品)
見る
最手
(逆引き)
その一例は九州の日田附近にいた大蔵氏、系図を見ると代々鬼太夫などと名乗り、しばしば
公
(
おおやけ
)
の相撲の
最手
(
ほて
)
に召されました。この家は帰化人の末と申しています。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ほて(最手)の例文をもっと
(1作品)
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焔照
(逆引き)
源吉の右手はカマの
焔照
(
ほて
)
りで熱っぽいブレーキを、忙しく廻し始めた。
鉄路
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
ほて(焔照)の例文をもっと
(1作品)
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焦
(逆引き)
笹村は奥まった二階の座敷で、燭台の灯影のゆらぐ下で、二、三杯の酒に酔いの出た顔を
焦
(
ほて
)
らせながら、たまには
上方語
(
かみがたことば
)
のまじる女たちの話に耳を傾けた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ほて(焦)の例文をもっと
(1作品)
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熾
(逆引き)
またそれから波打つような
顫動
(
せんどう
)
が伝わってくるのも感ぜずに、ひたすら耳が鳴り顔が火のように
熾
(
ほて
)
って、彼の眼前にある驚くべきもの以外の世界が
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
ほて(熾)の例文をもっと
(1作品)
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