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『恐怖』
ふりがな文庫
『
恐怖
(
きょうふ
)
』
私があの病気に取り憑かれたのは、何でも六月の初め、木屋町に宿泊して、毎日のように飲酒と夜更かしとを続けて居た前後であった。———尤も其の以前、東京に居る頃も一度ならず襲われた覚えはあるが、禁酒をしたり、冷水摩擦をしたり、健脳丸を呑んだりして …
著者
谷崎潤一郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「大阪毎日新聞」1913(大正2)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約21分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
布
(
カンバス
)
戦
(
おのゝ
)
直
(
じき
)
酔
(
えい
)
堪
(
こた
)
染
(
そめ
)
断
(
ことわ
)
壊
(
くず
)
喇叭
(
ラッパ
)
鼓
(
こ
)
業
(
ごう
)
一層
(
いっそ
)
直
(
すぐ
)
夥
(
おびたゞ
)
購
(
か
)
蹲踞
(
うずくま
)
体
(
からだ
)
辛
(
から
)
凹
(
へこ
)
何時
(
なんどき
)
手繰
(
たぐ
)
赴
(
おもむ
)
面長
(
おもなが
)
檻
(
おり
)
陽炎
(
かげろう
)
氷包
(
こおりづゝみ
)
瀰漫
(
びまん
)
酔拂
(
よっぱら
)
火照
(
ほて
)
甍
(
いらか
)
生憎
(
あいにく
)
痺
(
しび
)
眩暈
(
めまい
)
込
(
こ
)
竦
(
すく
)
絽
(
ろ
)
車
(
くるま
)
繞
(
めぐ
)
羅衣
(
うすもの
)
脈搏
(
みゃくはく
)
船
(
ふね
)
跨
(
また
)
蟀谷
(
こめかみ
)
埃
(
ほこり
)
両脛
(
りょうはぎ
)
乞食
(
こじき
)
今日
(
こんにち
)
体
(
てい
)
凭
(
もた
)
分厚
(
ぶあつ
)
剣難
(
けんのん
)
午
(
ひる
)
単衣
(
ひとえ
)
吃驚
(
びっくり
)
合点
(
がてん
)
呷
(
あお
)
唯一
(
ゆいいつ
)
嗤
(
わら
)
梶棒
(
かじぼう
)
境界
(
きょうがい
)
増
(
ま
)
威嚇
(
いかく
)
孰方
(
どちら
)
待伏
(
まちぶせ
)
後指
(
うしろゆび
)
忙
(
せわ
)
息遣
(
いきづか
)
悪寒
(
おかん
)
慵
(
ものう
)
懐
(
ふところ
)
手頼
(
たよ
)
打
(
ぶ
)
明石
(
あかし
)