“呷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あお83.2%
あふ13.4%
ぐい2.0%
かぶ0.7%
ぐう0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又も大盃をあおり付けて、素敵に酔払っているらしく、吉角力きちずもうの大関を取ったという双肌もろはだを脱いで、素晴らしい筋肉美を露出している。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
娘の留守に自棄酒やけざけあふつた金五郎が、夜中にフラフラとお六を殺したくならないものでもあるまい——と、う萬七親分は言ふんだ
稲葉家のお孝は冷くなった、有合わせの猪口ちょこ呼吸いきつぎにぐい、と一口。……で、薄ら寒いか両袖を身震いして引合わせたが、肩が裂けるか、と振舞は激しく、風采とりなり華奢きゃしゃに見えた。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこで僕も土俵際で落第したもんだと諦めて、その晩は久し振りに酒をかぶってグッスリ寝込んでいるうちに、いつの間にか夜が明けたらしい。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「さあ、ぐうとそれを召上れ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)