“呷飲”の読み方と例文
読み方割合
あふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そりや面白うごわすな、一つつてみようぢやごわりませんか。」安物の武士道の鼓吹者は血をすゝるやうな気持で、ぐつと熱燗あつかんの酒を呷飲あふつた。「お互に一一代の積りでな。」
少し前の事だが、Kといふ若い法学士が夜更けてある料理屋の門を出た。酒好きな上に酒よりも好きなをんなを相手に夕方から夜半よなか過ぎまで立続けに呷飲あふりつけたので、大分だいぶん酔つ払つてゐた。
(新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
少し前の事だが、Kといふ若い法学士が夜更けてある料理屋の門を出た。酒好きな上に酒よりも好きなをんなを相手に夕方から夜半よなか過ぎまで立続たてつゞけに呷飲あふりつけたので、大分だいぶん酔つ払つてゐた。