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慵
ふりがな文庫
“慵”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ものう
78.1%
だる
12.5%
もの
6.3%
ものうげ
3.1%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものう
(逆引き)
しかし五六日もいると、この生活もやがて
慵
(
ものう
)
くなって来た。
可憐
(
かれん
)
な暴君である葉子のとげとげしい神経に触れることも
厭
(
いと
)
わしかった。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
慵(ものう)の例文をもっと
(25作品)
見る
だる
(逆引き)
水分の多い
冷
(
つめた
)
い風が、遠く山国に来ていることを思わせた。ごとんごとんと云う
慵
(
だる
)
い水車の音が、どこからか、物悲しげに聞えていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
慵(だる)の例文をもっと
(4作品)
見る
もの
(逆引き)
何だか世間が
慵
(
もの
)
うく感ぜらるる。主人に劣らぬほどの
無性猫
(
ぶしょうねこ
)
となった。主人が書斎にのみ閉じ
籠
(
こも
)
っているのを人が失恋だ失恋だと評するのも無理はないと思うようになった。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
慵(もの)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ものうげ
(逆引き)
すかして見ると、
三茎
(
みくき
)
ほどの長い髪が、
慵
(
ものうげ
)
に揺れかかっている。見つかってはと云わぬばかりに、濁った水が底の方から隠しに来る。
南無阿弥陀仏
(
なむあみだぶつ
)
。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
慵(ものうげ)の例文をもっと
(1作品)
見る
慵
漢検1級
部首:⼼
14画
“慵”を含む語句
慵斎
慵鬟高髻緑婆娑
“慵”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
徳田秋声
谷崎潤一郎
夏目漱石
末吉安持
内田魯庵
上田敏
モーリス・ルヴェル
与謝野晶子
永井荷風