“三茎”の読み方と例文
旧字:三莖
読み方割合
みくき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すかして見ると、三茎みくきほどの長い髪が、ものうげに揺れかかっている。見つかってはと云わぬばかりに、濁った水が底の方から隠しに来る。南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
わずか三茎みくきの花に、少くとも五六時間の手間てまをかけて、どこからどこまで丹念に塗り上げている。
子規の画 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)