“みくき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三茎66.7%
三莖33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すかして見ると、三茎みくきほどの長い髪が、ものうげに揺れかかっている。見つかってはと云わぬばかりに、濁った水が底の方から隠しに来る。南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
わずか三茎みくきの花に、少くとも五六時間の手間てまをかけて、どこからどこまで丹念に塗り上げている。
子規の画 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
子規は此簡單かんたんな草花をゑがくために、非常な努力を惜しまなかつた樣に見える。僅か三莖みくきの花に、少くとも五六時間の手間てまを掛けて、何處から何處迄丹念に塗り上げてゐる。
子規の画 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)