“火熱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほて70.0%
かねつ10.0%
くわねつ10.0%
ほとり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうするとその都度たびに胸が微かにドキドキして、顔がポーッと火熱ほてるような気がしたのは今から考えても不思議な現象であった。
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
かくしてとき火山かざん火熱かねつ原因げんいんあるひ言葉ことばへていへば、火山かざんから流出りゆうしゆつする鎔岩ようがん前身ぜんしんたる岩漿がんしよう地下ちか貯藏ちよぞうせられてゐる場所ばしよは、けつしてふかいものではなく
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
鎧橋よろひばしに出づ。町の片側は火事なり。そのかはに面せるに顔、焼くるかと思ふほど熱かりし由。又何か落つると思へば、電線をおほへる鉛管えんかん火熱くわねつの為にけ落つるなり。
まだいくらか火熱ほとりがあつた。平三は歩きながら自分から好んで骨箱を持つた心持を考へて見た。彼の心には多少悔恨の念があつた。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)