鸚鵡おうむ――大震覚え書の一つ――――だいしんおぼえがきのひとつ――
これは御覧の通り覚え書に過ぎない。覚え書を覚え書のまま発表するのは時間の余裕に乏しい為である。或は又その外にも気持の余裕に乏しい為である。しかし覚え書のまま発表することに多少は意味のない訣でもない。大正十二年九月十四日記。 本所横網町に住め …
題名が同じ作品
鸚鵡:『白鳳』第二部 (新字旧仮名)神西清 (著)
鸚鵡:(フランス) (旧字旧仮名)福士幸次郎 (著)