“五郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごろう75.0%
ごらう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兼吉かねきち五郎ごろうは、かわりがわり技師と花前とのぶりをやって人を笑わせた。細君が花前を気味きみわるがるのも、まったくそのころからえた。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
「——では、かみじょう五郎ごろうどのの手の者か。それとも、庄司予十郎しょうじよじゅうろうどのの手下か。飯村典膳いいむらてんぜんどのか、小森小十郎どのの手飼か」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
家は地震にもつぶれざりしかど、忽ち近隣に出火あり。孫娘と共に両国りやうごくに走る。たづさへしものは鸚鵡あうむかごのみ。鸚鵡の名は五郎ごらう。背は鼠色、腹は桃色。
「鉄砲上村どん」の本当の名は上村五郎ごらう薩摩藩さつまはんの人で、小さい時から射撃の天才であつた。
風変りな決闘 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)