“五郎助”の読み方と例文
読み方割合
ごろすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋の蟋蟀こおろぎの「肩させすそ刺せ、寒さが来るぞ」でも、さてはふくろう五郎助ごろすけ奉公、珠数掛鳩じゅずかけばと年寄としより来いも、それぞれにこれを聴いて特に心を動かす人があったのである。
「百姓がばかばかしいて、百姓の子が百姓しねいでどうするつもりかい。あの藤吉とうきち五郎助ごろすけを見なさい。百姓なんどつまらないって飛び出したはよいけど、あのざまを見なさい」
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)