“三津五郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつごろう71.4%
やまとや28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつか田舎いなかから出て来た親戚しんせきの老婦人を帝劇へ案内して菊五郎きくごろう三津五郎みつごろうの舞踊を見せた時に
丸善と三越 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
菖蒲しょうぶの花咲乱れたる八橋やつはし三津五郎みつごろう半四郎歌右衛門など三幅対さんぷくついらしき形してたたずみたる
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
三津五郎やまとやの所から帰ったばかり、団十郎はむっつりとして奥の座敷に坐っていたが、小次郎の姿を見上げると
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
小団次の鋳掛松、菊次郎のお咲、梵字ぼんじの真五郎と佐五兵衛の二役は関三十郎が買って出て、刀屋宗次郎は訥升とつしょう三津五郎やまとやの芸者お組がことの外の人気だった。