“やまとや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大和屋66.7%
三津五郎13.3%
大倭6.7%
大和家6.7%
岩井半四郎6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よくねえ、」と声を懸けて、逸早いちはやく今欄干に立顕たちあらわれたその女中が出迎えた。帳場のあかりと御神燈の影で、ここに美しく照らし出されたのは、下谷したや数寄屋町大和屋やまとやわけの蝶吉である。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小団次の鋳掛松、菊次郎のお咲、梵字ぼんじの真五郎と佐五兵衛の二役は関三十郎が買って出て、刀屋宗次郎は訥升とつしょう三津五郎やまとやの芸者お組がことの外の人気だった。
「おやおや、大倭やまとや家内松山峰子様行と書いてあるねえ。」
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大和家やまとやにその短夜の一時ひととき
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
あの興行は序幕が「今様四季三番叟いまようしきさんばそう」通称「さらし三番叟」というもので、岩井半四郎やまとやが二の宮の役で勤めますのと、一番目には、(いせみやげ)川崎踊拍子かわさきおんど、二番目狂言には
京鹿子娘道成寺 (新字新仮名) / 酒井嘉七(著)