鸚鵡おうむ『白鳳』第二部『はくほう』だいにぶ
その鸚鵡——百済わたりのその白鸚鵡を、大海人ノ皇子へ自身でとどけたものだらうか、それとも何か添へぶみでもして、使ひに持たせてやつたものかしら……などと、陽春三月のただでさへ永い日を、ふた昼ほど思ひあぐねた鏡ノ夫人は、あとになつて考へれば余計 …
作品に特徴的な語句
夫人おとじ いらつめ むなし 女王ひめみこ おおきみ 日向ひむが 王女みこ 王女ひめみこ たか きみ 氏上このかみ 太子みこ なか いらつめ 巫呪ふじゅ じし かす おとがい 額田ぬかた ひく 大兄おいね 高市たけち 骨柄こつがら 不逞ふてい 百済くだら 皇命すめらみこと たね 真玉またま つぶ 秕政ひせい 稜々りょうりょう 粧靨しょうよう 精悍せいかん 耄碌もうろく 鬼子おにご 韜晦とうかい 跳梁ちょうりょう 胸裡きょうり 芙蓉ふよう 面変おもがわ 莵野うめ 葛野かどの 蓮子むらじ 青蓮せいれん 褐媛かちひめ 長矛ながほこ 金色こんじき 采女うねめ 赤兄あかえ 遠智おち 勃興ぼっこう 婉然えんぜん 姫王ひめみこ 奇貨きか 太后おおきさき 大柔おおぬ せき くちばし 十市とおち 媚態びたい 凄艶せいえん 八釣やとり 全幅ぜんぷく かし やまと 他人ひと 二重ふたえ 二十はたち 沈滓おり 狡智こうち 牢固ろうこ 燭火ともしび 煥発かんぱつ 濃艶のうえん 淫虐いんぎゃく さら 産褥さんじょく くら 敏捷びんしょう 揺曳ようえい 心悸しんき 寵姫ちょうき 宅子やがこ 嬌羞きょうしゅう
題名が同じ作品
鸚鵡:(フランス) (旧字旧仮名)福士幸次郎 (著)