“狡智”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうち91.2%
かうち5.9%
リスト2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陰険で、しんねりずる劉高りゅうこうは、そんなこともあろうかと、花邸かていの諸門に見張りを伏せておき、その狡智こうちがまんまと図にあたったことを
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の狡智かうちな顏つきに接せず、しかも、そんな、汚なくばかされる人間そのものを、てんから馬鹿ものとして耳にしてゐたからなのかも知れない。
春宵戯語 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
それが歴史の狡智リストである。
脱出と回帰 (新字新仮名) / 中井正一(著)