“高市”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけち53.3%
たかいち20.0%
タケチ13.3%
たかまち6.7%
たけちの6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じぶんにとつて第一の王子である高市たけちを立派に生みおとしたあと暫くのあひだ、あの尼子ノいらつめの顔にやどつてゐた表情ではないか。
鸚鵡:『白鳳』第二部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
まがりの池」は島の宮の池で、現在の高市たかいち郡高市村の小学校近くだろうと云われている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
天上に高市タケチがあるかと思へば、倭にも高市郡がある。天上から降つて来た土地だなどいふ伝説も、かうした信仰から出たのである。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
阿波の高市たかまちに来た旅役者の嵐雛丸あらしひなまるも殺された。越後えちご縮売ちぢみうりの若い者も殺された。それからきょうの旅画師に小田原おだわらの渡り大工。浮島うきしま真菰大尽まこもだいじんの次男坊も引懸ったが、どれも三月とは持たなかった。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
と、大いに騒いでいるところへ伊予の住人、高市たけちの武者所清経が進み出て