“小田原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おだわら84.4%
をだはら15.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美代みよちゃんは今学校の連中と小田原おだわらへ行っているんだがね、僕はこのあいだ何気なにげなしに美代ちゃんの日記を読んで見たんだ。……」
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「深夜の小田原おだわらに怪人が二人現れたそうです。そいつが乱暴にも寝静まっている小田原の町家ちょうかを、一軒一軒ぶっこわして歩いているそうです」
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ぼくは四五日まへから小田原をだはら友人いうじんうちあそびにいつたのだが、あめばかりで閉口へいかうしたから、これから歸京かへらうとおもふんだ。』
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
のち小田原をだはらまちはなれ、函嶺はこね湯本ゆもとぢか一軒いつけん茶店ちやみせむすめやつ姿すがたのいとうつくしきが、路傍みちばたかけひまへなるやまおよ三四百間さんしひやくけんとほところ千歳ちとせひさしき靈水かたちみづいたりといふ
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)