“小田原提灯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おだわらぢょうちん80.0%
おだわらちょうちん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悄然しょうぜんとして呟く紺背広こんせびろの技師の一歩前で、これはまた溌剌はつらつとした栖方の坂路を降りていく鰐足わにあしが、ゆるんだ小田原提灯おだわらぢょうちんの巻ゲートル姿でうかんで来る。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)
急ぎの用の旅人でもあろう、小田原提灯おだわらぢょうちんで道を照らし、二人連れでスタスタと、東海道の方へ歩いて行った。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
帰途かえりは夜と覚悟してか、まのぬけた小田原提灯おだわらちょうちんが一つ梶棒かじぼうの先にぶら下がっていた。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)