“小田原町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おだわらちょう66.7%
おだわらまち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金座の烏組といって、南うらの小田原町おだわらちょうのとんび凧と喧嘩をするのを商売のようにしているんですから、金座の子供の凧といえばからす凧にきまっている。
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
今日こんにちの処は、長谷川町の番人喜助の続きとお話が二途ふたみちに分れますが、のちに一つ道に成る其の前文でありますからお聴きにくい事でございましょう、さて築地つきじ本郷町ほんごうちょう小田原町おだわらちょう
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
小田原町おだわらまち城内公園に連日の人気を集めていた宮城みやぎ巡回動物園のシベリヤ産大狼おおおおかみは二十五日(十月)午後二時ごろ、突然巌乗がんじょうおりを破り、木戸番きどばん二名を負傷させたのち箱根はこね方面へ逸走いっそうした。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)