“木戸番”の読み方と例文
読み方割合
きどばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火事場(かじば)の纏持(まといもち)のように、息(いき)せき切(き)って駆(か)け込(こ)んで来(き)たのは、同(おな)じ町内(ちょうない)に住(す)む市村座(いちむらざ)の木戸番(きどばん)長兵衛(ちょうべえ)であった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
今夜(こんや)も又(また)木戸番(きどばん)か、何(なん)たら事(こと)だ面白(おもしろ)くもないと肝癪(かんしやく)まぎれに店前(みせさき)へ腰(こし)をかけて駒下駄(こまげた)のうしろでとん/\と土間(どま)を蹴(け)るは二十の上(うへ)を七つか十か引眉毛(ひきまゆげ)に作(つく)り生際(はへぎは)
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
まず町(まち)の盛(さか)り場(ば)に一軒(けん)見世物小屋(みせものごや)をこしらえて、文福(ぶんぶく)茶(ちゃ)がまの綱渡(つなわた)りと浮(う)かれ踊(おど)りの絵(え)をかいた大看板(おおかんばん)を上(あ)げ、太夫元(たゆうもと)と木戸番(きどばん)と口上(こうじょう)言(い)いを自分(じぶん)一人(ひとり)で兼(か)ねました。
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)