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肝癪
ふりがな文庫
“肝癪”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かんしゃく
80.0%
かんしやく
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんしゃく
(逆引き)
天麩羅蕎麦もうちへ帰って、一晩寝たらそんなに
肝癪
(
かんしゃく
)
に障らなくなった。学校へ出てみると、生徒も出ている。何だか訳が分らない。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今我が枕頭に座って居ったとすれば我はこれに
酬
(
むく
)
いるに「馬鹿野郎」という
肝癪
(
かんしゃく
)
の一言を以てその座を
逐払
(
おいはら
)
うに止まるであろう。
病牀苦語
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
肝癪(かんしゃく)の例文をもっと
(16作品)
見る
かんしやく
(逆引き)
むらむらと湧いた
肝癪
(
かんしやく
)
から私はまだ
其儘
(
そのまま
)
其處に在つた蠅叩きを取るや否や、ぴしやりとその黒い蟲のかたまりに一撃を喰はした。
樹木とその葉:14 虻と蟻と蝉と
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
其夜
(
そのよ
)
は
床
(
とこ
)
に
入
(
い
)
りしかども、さりとは
肝癪
(
かんしやく
)
のやる
瀬
(
せ
)
なく、よしや
如何
(
いか
)
なる
用事
(
ようじ
)
ありとても、
我
(
わ
)
れなき
留守
(
るす
)
に
無斷
(
むだん
)
の
外出
(
ぐわいしつ
)
、
殊更
(
ことさら
)
家内
(
かない
)
あけ
放
(
はな
)
しにして
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
肝癪(かんしやく)の例文をもっと
(4作品)
見る
肝
常用漢字
中学
部首:⾁
7画
癪
漢検1級
部首:⽧
21画
“肝癪”で始まる語句
肝癪持
肝癪玉
検索の候補
肝癪持
肝癪玉
“肝癪”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
内田魯庵
徳冨蘆花
樋口一葉
南方熊楠
夏目漱石
幸田露伴
若山牧水
正岡子規
森鴎外