“かんしゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
癇癪79.0%
疳癪12.6%
肝癪5.6%
官爵2.1%
癇癖0.3%
肝積0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
語学だの数学だのという基礎学は、癇癪にさわるほど同級の者たちが呑込みがおそいのでただもどかしさをそそられるばかりだった。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
赤坊が泣き叫ぶのを聞くことは、めったになく、又私はいま迄の所、お母さんが赤坊に対して疳癪を起しているのを一度も見ていない。
今我が枕頭に座って居ったとすれば我はこれにいるに「馬鹿野郎」という肝癪の一言を以てその座を逐払うに止まるであろう。
病牀苦語 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
俗にいう武士の風上にも置かれぬとはすなわち一身の事なり、後世子孫これを再演するなかれとの意を示して、断然政府の寵遇を辞し、官爵利禄
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
お大名様方は釣夜具だとか申しますが、それほど奢った訳ではない。お附の者も皆心配して居られます。いまだお年若で、今年二十四五という癇癖ざかりでございます。老女喜瀬川が出まして
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
謙介は成長してから父に似た異相の男になったが、後日安東益斎と名のって、東金、千葉の二箇所で医業をして、かたわら漢学を教えているうちに、持ち前の肝積のために、千葉で自殺した。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)