“かんぺき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
癇癖55.3%
完璧32.5%
疳癖10.6%
肝癖1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世間には往々読まざる書物をれいれいと殊更ことさら人の見る処に飾立かざりたてて置く人さえあるのに、これはまた何という一風変った癇癖かんぺきであろう。
この演奏はあまりにも瑰麗かいれいであり、ワインガルトナー風に隠健であるが、その代り渾然こんぜんたる完璧かんぺきの出来で、この精神的内容の熾烈しれつな曲を
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
それは倉地が葉子のしつっこいいどみと、激しい嫉妬しっとと、理不尽な疳癖かんぺきの発作とを避けるばかりだとは葉子自身にさえ思えないふしがあった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「驚きました。達磨だるま面壁めんぺき、殿様肝癖かんぺき——。」
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)