肝癖かんぺき)” の例文
些細な不行届ふゆきとどきにすら請人を呼び付けてキュウキュウ談じつけなければ腹の虫がなかったのだから、肝癖かんぺきの殿様の御機嫌を取るツモリでいるものでなければ誰とでも衝突した。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「驚きました。達磨だるま面壁めんぺき、殿様肝癖かんぺき——。」
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)