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肝
ふりがな文庫
“肝”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きも
84.8%
かん
11.6%
ぎも
2.2%
はら
0.7%
キモ
0.7%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きも
(逆引き)
私は
肝
(
きも
)
のつぶれるほどに驚倒し、それから、不愉快になりました。「
自惚
(
うぬぼ
)
れちゃいけない。誰が君なんかに本気で恋をするものか。」
風の便り
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
肝(きも)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かん
(逆引き)
夫
(
それ
)
から解剖して
是
(
こ
)
れが心臓で是れが肺、是れが
肝
(
かん
)
と説明して
遣
(
やっ
)
た所が、「誠に
有難
(
ありがた
)
い」と云て薬種屋も医者もふっと帰って
仕舞
(
しまっ
)
た。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
肝(かん)の例文をもっと
(16作品)
見る
ぎも
(逆引き)
「ばかなくらげやい。だれが
自分
(
じぶん
)
で
生
(
い
)
き
肝
(
ぎも
)
を
持
(
も
)
っていくやつがあるものか。
生
(
い
)
き
肝
(
ぎも
)
を
取
(
と
)
られれば
命
(
いのち
)
がなくなるよ。ごめん、ごめん。」
くらげのお使い
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
肝(ぎも)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
はら
(逆引き)
「そりゃ、何でさ、ええ、ちょいとその気になりゃなッたがね、商いになんか行くもんか。あの
母親
(
おふくろ
)
ッて奴を冷かしに出かける
肝
(
はら
)
でさ。」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
肝(はら)の例文をもっと
(1作品)
見る
キモ
(逆引き)
「
肝
(
キモ
)
」「
衣
(
キヌ
)
」の「き」に(甲)類の文字を用いるに対して、「むらぎも」「ありぎぬ」の「ぎ」に(甲)類の文字を用い、「
霧
(
キリ
)
」の「き」に(乙)類の文字を用いるに対して
国語音韻の変遷
(新字新仮名)
/
橋本進吉
(著)
肝(キモ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“肝”の意味
《名詞》
(カン、きも)肝臓。
(カン)東洋医学における五臓のひとつ。
(カン)(古)心。
(きも)広く、内臓全体。
(きも)精神力。度胸。また、精神。意志。
(出典:Wiktionary)
肝
常用漢字
中学
部首:⾁
7画
“肝”の類義語
心
胸
神
魂
真中
精神
意味
心臓
核
心頭
“肝”を含む語句
肝要
肝魂
肝臓
肝煎
肝胆
肝癪
肝胆相照
肝入
荒肝
肝玉
肝癪持
肝脳
肝試
肝腎
肝心
度肝
肝腎要
生肝
肺肝
肝膽
...
“肝”のふりがなが多い著者
中里介山
泉鏡太郎
吉川英治
作者不詳
三遊亭円朝
谷崎潤一郎
佐々木味津三
橘外男
樋口一葉
二葉亭四迷