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『風の便り』
ふりがな文庫
『
風の便り
(
かぜのたより
)
』
拝啓。 突然にて、おゆるし下さい。私の名前を、ご存じでしょうか。聞いた事があるような名前だ、くらいには、ご存じの事と思います。十年一日の如く、まずしい小説ばかりを書いている男であります。と言っても、決して、ことさらに卑下しているわけではござ …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
1942(昭和17)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間7分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間51分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
凄
(
さび
)
食
(
くら
)
以
(
も
)
創
(
つく
)
屹
(
き
)
得
(
とく
)
臨終
(
りんじゅう
)
面
(
めん
)
侘
(
わ
)
品
(
ひん
)
押売
(
おしう
)
曠野
(
あらの
)
湧出
(
ゆうしゅつ
)
状差
(
じょうさ
)
甲斐
(
がい
)
畏
(
おそ
)
空
(
から
)
角
(
かど
)
顕
(
あらわ
)
飢
(
うえ
)
飽
(
あく
)
駈引
(
かけひ
)
齎
(
もた
)
一針
(
いっしん
)
下手
(
へた
)
不遇
(
ふぐう
)
不遜
(
ふそん
)
之
(
これ
)
些少
(
さしょう
)
亦
(
また
)
仕業
(
しわざ
)
以
(
もっ
)
依
(
よ
)
倒立
(
さかだ
)
傲慢
(
ごうまん
)
儘
(
まま
)
匆々
(
そうそう
)
卑
(
いや
)
卑下
(
ひげ
)
卑猥
(
ひわい
)
厭
(
いや
)
叱咤
(
しった
)
叶
(
かな
)
合点
(
がてん
)
吹聴
(
ふいちょう
)
呆
(
あき
)
呆然
(
ぼうぜん
)
呟
(
つぶや
)
呪
(
のろ
)
呵責
(
かしゃく
)
呻
(
うめ
)
唄
(
うた
)
喘
(
あえ
)
喧噪
(
けんそう
)
嗅
(
か
)
囁
(
ささや
)
在
(
あ
)
如
(
ごと
)
妙訣
(
みょうけつ
)
字面
(
じづら
)
実
(
み
)
小頸
(
こくび
)
就
(
つ
)
尻餅
(
しりもち
)
居士
(
こじ
)
己
(
おの
)
幽
(
かす
)
弛緩
(
しかん
)
微笑
(
ほほえ
)
思惟
(
しい
)
急湍
(
きゅうたん
)
怨
(
うら
)
怺
(
こら
)
恐悦
(
きょうえつ
)
恬淡
(
てんたん
)
惨澹
(
さんたん
)
愕然
(
がくぜん
)
愛嬌
(
あいきょう
)
懐
(
ふところ
)
懦弱
(
だじゃく
)
懸隔
(
けんかく
)
我儕
(
われら
)
或
(
ある
)
択
(
えら
)
拗
(
す
)
拠
(
よ
)
掻
(
か
)
散々
(
さんざん
)
明石
(
あかし
)
有難
(
ありがた
)
本
(
もと
)
松籟
(
しょうらい
)
桐
(
きり
)
梳
(
す
)
此頃
(
このごろ
)
比肩
(
ひけん
)
気障
(
きざ
)
水蓮
(
すいれん
)
汝
(
なんじ
)
流石
(
さすが
)