風の便りかぜのたより
拝啓。 突然にて、おゆるし下さい。私の名前を、ご存じでしょうか。聞いた事があるような名前だ、くらいには、ご存じの事と思います。十年一日の如く、まずしい小説ばかりを書いている男であります。と言っても、決して、ことさらに卑下しているわけではござ …
作品に特徴的な語句
さび くら つく とく 臨終りんじゅう めん ひん 押売おしう 曠野あらの 湧出ゆうしゅつ 状差じょうさ 甲斐がい おそ から かど あらわ うえ あく 駈引かけひ もた 一針いっしん 下手へた 不遇ふぐう 不遜ふそん これ 些少さしょう また 仕業しわざ もっ 倒立さかだ 傲慢ごうまん まま 匆々そうそう いや 卑下ひげ 卑猥ひわい いや 叱咤しった かな 合点がてん 吹聴ふいちょう あき 呆然ぼうぜん つぶや のろ 呵責かしゃく うめ うた あえ 喧噪けんそう ささや ごと 妙訣みょうけつ 字面じづら 小頸こくび 尻餅しりもち 居士こじ おの かす 弛緩しかん 微笑ほほえ 思惟しい 急湍きゅうたん うら こら 恐悦きょうえつ 恬淡てんたん 惨澹さんたん 愕然がくぜん 愛嬌あいきょう ふところ 懦弱だじゃく 懸隔けんかく 我儕われら ある えら 散々さんざん 明石あかし 有難ありがた もと 松籟しょうらい きり 此頃このごろ 比肩ひけん 気障きざ 水蓮すいれん なんじ 流石さすが