“急湍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうたん90.3%
きふたん6.5%
きゆうたん3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すうつ・けいすの急湍きゅうたんが、かあき色ひざきりずぼんの大行列が、パス・ポートが、旅人用手形帳トラヴェラアス・チェッキが、もう一度、せいろんへ、せいろんへ
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
われは平生夢寐むびの間に往來する所の情の、終に散じ終にせうすること此飛泉と同じきを想ひて、忽ち歌ひ起していはく。人生の急湍きふたん須臾しゆゆも留まることなし。
老木の蔭を負ひ、急湍きゆうたんなみひたりて、夜な夜な天狗巌の魔風まふうに誘はれてえもしぬべき怪しの物なり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)