“銷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
38.5%
せう30.8%
しょう15.4%
7.7%
とか7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富之助は其間に漁夫町に出たが、他に時をす處がないから、釣道具を賣る店に寄つた。そこの息子は彼の小學校友達である。
少年の死 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
嗚呼、いかにしてか此恨をせうせむ。若し外の恨なりせば、詩に詠じ歌によめる後は心地すが/\しくもなりなむ。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
ああ、いかにしてかこの恨みをしょうせん。もしほかの恨みなりせば、詩に詠じ歌によめる後は心地ここちすがすがしくもなりなん。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
雨露霜雪の侵し来たる茅舎ぼうしゃを一変して愉快なる家宅となさしめ、万国の怨恨えんこんをば一変して友愛の情となし、兵気えて日月光をなすの希望をば前途に生ぜしめ
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ほとんど口もききえぬくらい、烈しい感情が胸をとかしているもののごとく、手真似でこちらの方へついて来て欲しいと言わんばかりの身振りをして、庭の向うを指さしているのであります。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)