“銷遣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうけん50.0%
せうけん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次いで寧親も八年四月に退隠して、詩歌俳諧はいかい銷遣しょうけんの具とし、歌会には成島司直なるしましちょくなどを召し、詩会には允成を召すことになっていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
綱宗はこれより前も、これから後老年に至るまでも、幽閉の身の上でゐて、その銷遣せうけんのすさびに残した書画には、往々知過必改ちくわひつかいと云ふ印を用ゐた。綱宗の芸能は書画や和歌ばかりではない。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)