“しょうけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相見40.0%
譙県20.0%
照見10.0%
正見10.0%
蕭県10.0%
銷遣10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇津木兵馬もこの和尚に相見しょうけんの時から、三箇みっつの驚きを経過しました。慢心和尚は宇津木兵馬からその身の上と目的を聞いて後、例の慢心は持ち出さないでこう言いました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
また夏の六月には、魏王曹丕そうひの巡遊が実現された。亡父曹操の郷里、はい譙県しょうけんを訪れて、先祖のはかを祭らんと沙汰し、供には文武の百官を伴い、護衛には精兵三十万を従えた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
般若の哲学 これから申し上げるところは、「観自在菩薩かんじざいぼさつじん般若波羅蜜多をぎょうずる時、五うんは皆空なりと照見しょうけんして、一切の苦厄くやくしたもう」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
さて、観自在菩薩が、般若の宗教を体験せられたその結果は、どうであったかといいますと、「五うんはみな空なりと照見しょうけんせられて、ついに一切すべて苦厄くるしみを度せられた」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
正しき見方 ところでこの正道のなかで、いちばん大切なものは「正見しょうけん」です。正見とは、正しき見方です。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
諸将これをあやぶみてものいえども、王かず。いで蕭県しょうけんを略し、淮河わいかの守兵を破る。四月平安小河しょうかに営し、燕兵河北かほくる。総兵そうへい何福かふく奮撃して、燕将陳文ちんぶんり、平安勇戦して燕将王真おうしんを囲む。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
次いで寧親も八年四月に退隠して、詩歌俳諧はいかい銷遣しょうけんの具とし、歌会には成島司直なるしましちょくなどを召し、詩会には允成を召すことになっていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)